9月 24 2020

潰瘍性大腸炎をわずらってしまいました。判明したのは肛門生周囲膿瘍になった時で、下痢が続いている事を伝えると可能性があるからと大腸カメラを入れました。その後、カメラで検査した結果炎症が見つかり、潰瘍性大腸炎の中等症と呼ばれる状態にあるのだと知りました。

発覚した時期はつい先月の事でした。友人と旅行の計画を立てたいと思っていたので、念のため病院に行っておこうと思ったのがきっかけでした。膿瘍の治療中の事で途中で爆発してしまい、救急で手術を受けなければ潰瘍性大腸炎には気づかなかった可能性もあるので良かったと思います。

潰瘍性大腸炎は一生治ることのない病気で難病だと聞かされました。その上で治療をする事、目指すべきは完治では無くて寛解であると知らされ、そこから錠剤による治療になりました。エレンタールという消化の殆ど必要としない栄養剤を飲みながら経過を見たのですがあまり状態は良くならず、最終的には3週間の入院でステロイド点滴による処置になりました。

ステロイド中は感染症に掛かり易くなる恐れもあり、当時はコロナで大変な時期だったのである意味で隔離されている病棟でマスクでしっかり防護している状態での治療でした。ヘモグロビンが下がっていたので鉄剤の点滴と感染症予防の点滴もしました。それ以外には食事制限くらいで楽な入院だったと思います。 

先生達も看護師さん達も凄く対応が良く、何かあれば直ぐに対応してくれたので感謝しています。コロナで売店にも立ち寄れない状態だったので日々のお買い物やシャワー後にでた洗濯物等々面倒な作業を変わって貰えたので助かりました。特にお水を頼むときには重たい荷物になってしまったのですが嫌な顔をしないで対応してくれたので感謝です。

面会も出来ない状態だったので大変だったのですが、看護師さん達のサポートによって何不自由なく安心して病院生活を送れました。こまめに部屋に来て「〇〇さーん、大丈夫?何か必要なものあったら言ってね」など、何気ない会話をしてくれたのもありがたかったです。忙しい中、患者さんの気持ちに寄り添う優しさには感動しました。

驚いた事で言えば、院内でコロナの発生が発表された時です。患者さんでは無くて職員さんからコロナが発覚したらしく一時期は騒然となっていました。幸いにもその後、クラスタとして集団感染する事も無く、無事に終わった様ですが、感染症に掛かりやすいと言われていた自分としては恐怖でした。入院病棟は隔離されていたので安全ではあるようでしたが、それでも怖い思いはしていました。職員さんも無事だったそうです。

コロナの影響で自室以外から殆ど動けない状態だったのは困りました。小腹が空いても買い物に行けず、着替えやタオルの使用ペースを考えてシャワーを浴びないといけないので普通の入院生活よりかは誓約がありました。看護師さん達の献身的なサポートのお陰で我慢出来る範囲ではありましたが、使えた方が便利だなって思っていました。忙しい仕事の中、僕たち患者さんの小間使いまでさせられている状況でも笑顔で接してくれていた看護師さん達には感動しました。

またステロイドを利用してわずか5日で経過が驚く位よくなっていたのには驚きました。炎症でただれていた腸内も綺麗な状態まで治っており、ステロイドはここまで効く薬なのだと感動すると同時に恐怖も感じました。一歩間違えば重篤な状態にもなりえる薬だと言われていたので担当してくれた先生のケアが最善だったお陰で何毎も無く無事に寛解までいけたので凄く感謝しています。先生が問診をしただけで体の状態を言い当てる能力にも地味に感動しました。自分では身体の中のことはやはりわからず、ちゃんと病院へ行って良かったと思いました。